こんにちは。
越谷レイクタウンの歯科・歯医者【越谷いさなデンタルクリニック】です。
予防歯科という言葉を耳にすることも増えましたが、じつはスウェーデンが予防歯科の先駆けとして世界をリードしてきたことをご存じでしょうか?
20本の歯が残っていれば、ほぼ満足に食事を楽しめることから、80歳でも20本の歯を残そうという8020(ハチマルニイマル)運動というものがあります。
スウェーデンでは、この8020を達成できていますが、日本の75歳以上の残存歯の平均は16本です。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット-歯の喪失の実態 より) >
今回は、8020を達成しているスウェーデンと日本ではどのような違いがあるのかをお話しします。
スウェーデンでは当たり前~予防歯科~
予防歯科は、治療するためではなく、予防するために歯科を受診するという取り組みです。
かつてのスウェーデンでは「歯が悪くなってから治療をする」というスタイルでした。
しかし、1970年代に国家のプロジェクトとして予防歯科がスタートし、「むし歯になる前に予防する」スタイルに変わったのです。
スウェーデンと日本の歯科意識の違い
スウェーデンはこのような取り組みを続け、予防歯科大国になっています。
1.定期検診の義務化
スウェーデンでは、歯科の定期検診が義務化されています。
日本でも約58%の人が歯科検診を受診していますが、まだまだ低いという現状があります。
(出典:厚生労働省-歯科疾患実態調査結果の概要 p32 2022年より) >
むし歯や歯周病は、初期の段階では自覚症状が少ないため、発見が遅れてしまうケースも少なくありません。
定期検診で早期発見・早期治療につなげることが大切です。
2.赤ちゃんからのオーラルケアが主流
スウェーデンでは、0歳から歯科に通ってむし歯の予防ケアを行うことが主流です。
小さいうちから予防ケアを続けていけば、痛い治療をすることがありません。
「歯医者は怖いところ」ではなく、「お口をきれいにしてくれる楽しいところ」と感じることで、定期検診が生活の一部になっているのです。
3.歯ブラシ以外のケア用品を使用
歯ブラシだけでは、落としきれないよごれがあるため、スウェーデンはデンタルフロスや歯間ブラシの併用が習慣化されています。
予防歯科で8020を達成を!痛くなる前に定期検診へ
8020(ハチマルニイマル)運動という、80歳で20本の歯を残そうという取り組みがあります。
20本の歯があると、バラエティーに富んだ食材を自分の歯で噛むことができ、シニア世代に多い誤嚥(ごえん)性肺炎の予防にもつながります。
むし歯・歯周病予防は【越谷いさなデンタルクリニック】へご相談ください。
土曜、平日ともに18時半(2023年9月現在)まで診療し、越谷レイクタウン内にあるため、おでかけのついでに通うことが可能です。
相談しやすい雰囲気づくりを心がけておりますので、痛みが出る前に検診へお越しください。